
2025年5月25日、東京競馬場で開催された第86回オークス(G1、芝2400m)は、3歳牝馬のクラシック第2戦。桜花賞組と別路線組の激戦が予想された中、⑮カムニャックが先行策から押し切り優勝、②アルマヴェローチェがアタマ差の2着、10番人気⑬タガノアビーが3着に激走し、大波乱の結果となりました。本記事では、レース結果、最新オッズ(5月25日15:02)、出馬表、馬場状況、調教情報、Xおよびインターネットの動向を基に、予想の的中点と反省点を考察。次回に活かすべき教訓をまとめます!
1. レース結果とオッズ概況
以下は、レース結果と最終JRA公式オッズ(5月25日15:02)の主要馬情報。前回オッズ(5月25日12:48)との比較も含めます。
レース結果
- 1着: ⑮カムニャック(4番人気、単勝14.4、複勝3.0-4.5、7枠)
- タイム: 2:25.7、馬体重474kg(+4)、A.シュタルケ、友道康夫厩舎
- 2着: ①アルマヴェローチェ(2番人気、単勝4.0、複勝1.3-1.8、1枠)
- アタマ差、馬体重490kg(-6)、岩田望来、上村洋行厩舎
- 3着: ⑬タガノアビー(10番人気、単勝40.5、複勝5.5-8.7、7枠)
- 1 1/4馬身差、馬体重492kg(-4)、藤岡佑介、千田輝彦厩舎
- 4着: ③パラディレーヌ(7番人気、単勝15.8、複勝3.1-4.7、2枠)
- クビ差、馬体重498kg(0)、丹内祐次、千田輝彦厩舎
- 5着: ⑤リンクスティップ(3番人気、単勝4.1、複勝1.5-2.2、3枠)
- 1 1/4馬身差、馬体重472kg(0)、M.デムーロ、西村真幸厩舎
払戻金:
- 単勝: ⑮1,430円
- 複勝: ⑮340円、①160円、⑬700円
- 馬連: ①-⑮2,470円
- 馬単: ⑮→①6,700円
- ワイド: ①-⑮900円、⑬-⑮3,890円、①-⑬1,900円
- 三連複: ①-⑬-⑮21,380円
- 三連単: ⑮→①→⑬130,640円
オッズ比較(15:02 vs 12:48)
馬番 | 馬名 | 枠 | 単勝(15:02) | 単勝(12:48) | 複勝(15:02) | 戦績 | 騎手(負担重量) | 調教師 | プレレーティング |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アルマヴェローチェ | 1 | 4.0 | 3.9 | 1.3-1.8 | 2-2-0-0 | 岩田望来 (55.0) | 上村洋行 (栗東) | 113 M |
5 | リンクスティップ | 3 | 4.1 | 4.1 | 1.5-2.2 | 1-2-1-0 | M.デムーロ (55.0) | 西村真幸 (栗東) | 108 M |
9 | エンブロイダリー | 5 | 3.1 | 3.4 | 1.4-1.8 | 4-1-0-1 | C.ルメール (55.0) | 森一誠 (美浦) | 114 M |
18 | エリカエクスプレス | 8 | 12.3 | 11.9 | 3.3-5.2 | 2-0-0-1 | 戸崎圭太 (55.0) | 杉山晴紀 (栗東) | 107 M |
3 | パラディレーヌ | 2 | 15.8 | 14.8 | 3.1-4.7 | 2-1-1-0 | 丹内祐次 (55.0) | 千田輝彦 (栗東) | 102 M |
15 | カムニャック | 7 | 14.4 | 13.4 | 3.0-4.5 | 2-0-0-2 | A.シュタルケ (55.0) | 友道康夫 (栗東) | 106 I |
12 | ブラウンラチェット | 6 | 16.0 | 15.6 | 3.4-5.3 | 2-0-0-2 | D.レーン (55.0) | 手塚貴久 (美浦) | 108 |
7 | レーゼドラマ | 4 | 25.5 | 24.1 | 4.7-7.4 | 2-0-0-2 | 坂井瑠星 (55.0) | 辻野泰之 (栗東) | 107 M |
オッズ変動のポイント:
- エンブロイダリー(3.1): 単勝3.4→3.1(上昇)、複勝1.4-1.8(安定)。1番人気を強化も圏外。
- アルマヴェローチェ(4.0): 単勝3.9→4.0(やや軟化)、複勝1.3-1.8(締まる)。2着で予想的中。
- リンクスティップ(4.1): 単勝4.1(変動なし)、複勝1.5-2.2(安定)。5着で予想不的中。
- カムニャック(14.4): 単勝13.4→14.4(やや軟化)、複勝3.0-4.5(安定)。1着で高配当。
- タガノアビー(40.5): 単勝38.1→40.5(やや軟化)、複勝5.5-8.7(拡大)。3着で大波乱。
- パラディレーヌ(15.8): 単勝14.8→15.8(軟化)、複勝3.1-4.7(拡大)。4着で健闘。
X動向: レース後、⑮カムニャックの先行力と友道康夫厩舎の仕上げに称賛。⑬タガノアビーの激走は「末脚炸裂」「千田厩舎の伏兵」と話題。エンブロイダリーの凡走は「距離が長かった」との声。
2. レース展開と馬場状況
- 展開: スローペースで予想通り。⑮カムニャック、⑱エリカエクスプレス、⑦レーゼドラマが先行し、中団に①アルマヴェローチェ、⑨エンブロイダリー、⑤リンクスティップが位置取る。東京2400mの直線(525.9m)で⑮カムニャックが粘り込み、①アルマヴェローチェが中団からアタマ差の2着、⑬タガノアビーが後方から追い込んで3着。末脚勝負(推定上り非公開も、33秒台想定)が鍵。
- 馬場状況: 当初予想の稍重~重スタートから、良馬場に回復。東京競馬場の5月25日レース結果(10Rまで差し決着多発)から外差し有利を想定したが、良馬場で先行有利傾向が強まり、⑮カムニャックの先行策が奏功。⑬タガノアビーの後方追い込みは稍重想定の外差しを部分的に反映。
3. 予想の振り返りと的中点
- 予想印:
- 本命◎①アルマヴェローチェ(2着): 1枠の利(複勝率30%)、戦績2-2-0-0、プレレーティング113、桜花賞2着の末脚を評価。2着(複勝160円)は的中も、1着を逃し高配当を逃す。
- 対抗○⑨エンブロイダリー(圏外): 単勝3.1、プレレーティング114、ルメール騎乗で1番人気も圏外。2400mの距離不安が露呈。
- 単穴▲⑤リンクスティップ(5着): 単勝4.1、調教S評価、3枠、桜花賞3着(末脚33.8秒)で安定予想も5着。良馬場で差し不発。
- 連下△③パラディレーヌ(4着)、⑦レーゼドラマ(圏外)、⑫ブラウンラチェット(圏外)、⑮カムニャック(1着): ⑮カムニャックはフローラS1着、7枠(複勝率23.3%)で1着的中。③パラディレーヌは2枠の利で4着健闘。⑦⑫は良馬場で不発。
- 買い目(総額2400円):
- 通常予想(1600円):
- 馬連(200円): ①-⑤、①-⑨(2点 × 100円)。①-⑮(2,470円)は非対象で不的中。
- 三連複(800円): ①-⑤-③/⑦/⑫/⑮、①-⑨-③/⑦/⑫/⑮(8点 × 100円)。①-⑮-⑬(21,380円)は⑬タガノアビー非対象で不的中。
- 三連単(400円): ①→⑤→③/⑦、①→⑨→③/⑦(4点 × 100円)。⑮→①→⑬(130,640円)は⑮1着、⑬3着で不的中。
- 複勝(200円): ③(3.1-4.7倍)、⑦(4.7-7.4倍)(2点 × 100円)。③4着で不的中。
- 大穴予想(800円、①アルマヴェローチェ1着を外す):
- 三連複(400円): ⑤-①-③/⑦、⑤-⑨-③/⑦(4点 × 100円)。①-⑮-⑬(21,380円)は⑤軸、⑬非対象で不的中。
- 三連単(400円): ⑤→①→③/⑦、⑨→①→③/⑦(4点 × 100円)。⑮→①→⑬(130,640円)は⑮1着、⑬3着で不的中。
- 結果: 全不的中、投資2400円、回収0円(回収率0%)。
- 通常予想(1600円):
4. 考察と反省点
的中点
- ①アルマヴェローチェ(2着): 1枠の利、戦績2-2-0-0、プレレーティング113、桜花賞2着の末脚を本命◎で評価。2着的中は正確だったが、1着軸の三連単で高配当(130,640円)を逃す。
- ⑮カムニャック(1着): 連下△で三連複に含め、フローラS1着、7枠(複勝率23.3%)、A.シュタルケ騎乗の先行力を評価。1着は想定外も、連下としての選出は適切。
- ③パラディレーヌ(4着): 連下△で2枠の有利さ、フラワーC2着、U指数89.9を評価。4着は惜しくも的中圏内。
反省点
- 馬場状況の誤判断:
- 問題: 稍重~重スタートを想定し、外差し有利を強調。実際は良馬場に回復し、先行馬(⑮カムニャック)や中団待機(①アルマヴェローチェ)が有利。東京10Rまでの差し決着傾向に過度に依存。
- 教訓: 馬場回復の可能性を織り込み、先行馬の評価を高める。カムニャックのような別路線組(フローラS1着)の1着軸を検討。
- ⑬タガノアビーの見逃し:
- 問題: 10番人気(単勝40.5、複勝5.5-8.7)、戦績2-0-1-2、末脚確実も予想外。Xでの「一点突破」指摘や7枠好走率(23.3%)、千田輝彦厩舎(③パラディレーヌ4着と同厩舎)を軽視。
- 教訓: 中位人気(単勝30-50倍)の穴馬を三連複・三連単の3着候補に含める。厩舎や騎手(藤岡佑介)の動向を注視。
- ⑨エンブロイダリーの過大評価:
- 問題: 単勝3.1、プレレーティング114、ルメール騎乗で対抗○も圏外。2400mの距離不安(前回ブログで指摘)を過小評価し、過剰人気に頼りすぎ。
- 教訓: 桜花賞組でも距離適性(①アルマヴェローチェ、⑤リンクスティップの2400m対応力)を重視。単勝3倍台の1番人気はリスク評価を強化。
- 買い目の点数と配分:
- 問題: 通常予想(三連複8点、三連単4点)は①アルマヴェローチェ軸で的中圏内も、⑬タガノアビー非対象で不的中。大穴予想(⑤リンクスティップ軸)は⑮カムニャック1着を想定せず失敗。複勝(③⑦)は4着以下で不的中。
- 教訓: 三連複の3頭目を中位人気(例: ⑬タガノアビー)まで広げ、10-12点に増やす。大穴予想で別路線組(⑮カムニャック)の1着を検討。複勝は高配当馬(例: ⑬複勝700円)を優先。
- 別路線組の評価不足:
- 問題: ⑮カムニャックは連下△で三連複に含めたが、1着軸を想定せず。フローラS1着、友道康夫厩舎、A.シュタルケ騎乗の先行力を過小評価。
- 教訓: 別路線組(フローラS、フラワーC)の1着馬を軸候補に引き上げ。7枠の好走率(23.3%)を重視。
5. 次回への教訓
- 馬場状況: 回復傾向(稍重→良)を想定し、先行馬と差し馬のバランスを評価。東京2400mの先行有利パターンを重視。
- 穴馬選定: 中位人気(単勝30-50倍、例: ⑬タガノアビー)を三連複・三連単の3着候補に追加。厩舎(例: 千田輝彦)や騎手の傾向を分析。
- 買い目構築: 1点100円単位、総額5000円以内で点数を増やし(三連複10-12点、三連単6-8点)、的中率と配当妙味を両立。複勝は高配当馬を優先。
- 距離適性: 桜花賞組の2400m適性を厳格に評価。別路線組の実績(フローラS、フラワーC)を軸候補に。
- オッズ動向: 単勝軟化(例: ⑬タガノアビー40.5、⑮カムニャック14.4)の馬を穴候補として積極的に検討。
6. 結論
2025年オークスは、⑮カムニャックの先行粘り込みと⑬タガノアビーの激走で三連単130,640円の大波乱。①アルマヴェローチェ(2着)と⑮カムニャック(1着)を予想印で捉えたが、⑬タガノアビーの見逃しと⑨エンブロイダリーの過大評価、良馬場回復の誤判断で高配当を逃した。次回は馬場回復の可能性を織り込み、別路線組の1着軸や中位人気の穴馬を積極的に評価。買い目は1点100円単位、総額5000円以内で点数を増やし、的中率と配当を両立させる。クラシック戦線の教訓を次に活かし、さらなる的中を目指す!
参照先
- JRA公式オッズ(5月24日19:32、5月25日06:54、08:44、12:48、15:02)
- netkeiba予想オッズ(5月23日17:39)
- 出馬表(JRA提供、5月25日)
- レース結果(JRA提供、5月25日)
- インターネット検索(「2025 オークス 評価 馬場状況 最新情報」)
- 競馬ラボ: 調教評価、陣営コメント
- netkeiba: U指数、ZI指数、過去データ
- ウマニティ: 血統傾向、予想コラム
- X投稿: ファン動向、馬場予想(例: 「外伸び傾向」「リンクスティップ距離適性」「エリカエクスプレス稍重で注目」「タガノアビー一点突破」など)
- 東京競馬場レース結果(5月25日、稍重想定から良馬場回復、差し決着傾向)